課題だらけの米粉のココアベーグル
サイリウムハスク入りの米粉ベーグルを作りました。サイリウムハスクを使用すると、水分量や粉の配分によって、目の詰まったむちむちした生地ができやすいのですが、ベーグルにいたってはその特性を活かせるかと思います。小麦粉のベーグルほどではないですが、比較的食べ応えのある食感に近づけることができます。とはいえ、気になる問題点がいくつかあるので、それは後述します。
<材料>
パン用米粉 (ミズホチカラ) 95g
大豆粉 (みたけ) 5g
サイリウムハスク (森のこかげ) 2g
ココアパウダー 2g
きび砂糖 8g
塩 1.5g
キャノーラ油 5g
サフ(赤) インスタントドライイースト 1.5g
ぬるま湯(今回は24.6℃) 85g
くるみ 3~4個
蜂蜜 15g
<手順>
①クッキングシートを天板に敷いておく。大き目の鍋に1・5リットル湯を沸かし、蜂蜜を入れる。くるみは小さめに割っておく。
② 米粉、大豆粉、サイリウムハスク、砂糖、ココアパウダー、塩をボウルに入れて、泡だて器で軽く混ぜる。油を入れて粉全体にいきわたるよう、両手を合わせてこすりつける。
③真ん中にイーストを入れ、ぬるま湯をイーストめがけて流しいれる。ヘラで混ぜるとすぐに生地がまとまってくる。手で軽くまとめるようにこねる。
④一次発酵。ボウルに入れた生地をオーブンで1.5~2倍になるまで発酵させる。乾燥しないようにラップをぴっちりかぶせる。
⑤打ち粉をしたまな板の上に生地を出し、中心からガス抜きして、右、左、上、下と折っていく。重さをはかり、スケッパー等で三等分にする。優しく丸めてから、16㎝ほどの棒状にする。片方の端を丸く潰して、端と端をくっつけてベーグルの形にする。
⑤天板に置いて、オーブンで1.5~2倍になるまで発酵。乾燥しないようにボウルなどかぶせる。発酵している間に、すぐに茹でられるよう、湯を再度沸騰させる。お湯の温度は90℃程度。
⑥発酵が終わったら、すぐにオーブンを200℃に予熱する。オーブンの予熱が終わったら、沸騰したお湯に生地をやさしく入れて30秒たったらひっくり返し、さらに30秒茹でる。すくい網などで引き上げる。オーブンに移し、200℃で15分~焼成する。
※お湯から出したらすぐにオーブンに入れたいので、発酵時間を短くして、オーブンの予熱時間を確保すると良い。
⑦粗熱がとれたらラップあるいはポリ袋で包む。すぐに食べない場合は冷凍庫へ。※保存状態にもよるが、翌朝なら常温保存で食べられる。
<データ>
家の中 湿度 43% 温度 27℃
仕込み水 24.6℃ 85g
発酵前の生地温度 28.3℃
一次発酵 30℃で15分
二次発酵 35℃で10分
焼成 200℃ 15分
むちむちした米粉ベーグル、美味しいのですが・・・見た目が気になるんですよね。私の米粉ベーグルの問題点を挙げていきます。
①ぷつぷつとした気泡ができる
最近、小麦粉パンの本を読んだりで、実験的に2次発酵させているのですが、生地の表面に気泡ができやすくなった気がします。サイリウムハスク入りの米粉パンは1次発酵に留めておいた方がいいのかな??
②裂け目
サイリウムハスク入りの米粉パン全般的に起きやすいことですが、高温で焼いたり、水分が少なめだと起きやすいです。逆に、白パンなど、焼成温度の低いパンに関しては裂け目ができにくいです。
③表面のでこぼこ
中に具材を入れると起きやすい??今回、クランベリー入りのココアベーグルも作ってみたのですが、こちらの方が凹凸が際立つ残念な見た目になってしまいました。ほぼ同じ条件で作りましたが、こんなに見た目が違う↓↓
④艶感が生まれない
小麦粉ベーグル特有のつるんとした表面にならないんです。凸凹しているせいもありますが、もともとつるんとしていない表面、ケトリングしても美しい見栄えにはなってくれないんですね・・・。
この見た目が微妙、という問題点、色々試行錯誤して解決できたらいいなと思っています。