米粉ミニ食パンの水分量、見直します
これまで何度も作ってきた米粉ミニ食パン、ふわふわで美味しいのですが、トーストすると、自分の好みの食パンではないな~とずっと思っていたんです。発酵に気を付けて、陥没しないようにはなったのは良かったのですが、食感が納得いきませんでした。周りはサクッとしているのに、中はふわふわを通り越してすぐに潰れてしまうバランスの悪さがありました。そういったパンはかなりキメが細かいです。生食する分にはいいかもしれませんが、トーストすると、締まりのないパンになってしまいます。
きめ細かさについては別記事も書いています。
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この問題に対して、発酵に気を付けていたこともあって、仕込み水温度、発酵時間、発酵温度に気を配りすぎていました。実際、上の記事でも、仕込み水の温度によって変化することを書いています。ですが、温度の調節ってなかなか難しいんですよね。ほどよくキメの細かいパンを目指すなら、水分量を変えたほうがいいということに気が付きました。
ということで、これまで100gの粉に対して85gの水分量をメインに作ってきましたが、1g減らしてみることにしました。
<材料>
パン用米粉 ミズホチカラ 95g
大豆粉 5g
サフ(赤) インスタントドライイースト 1.5g
きび砂糖 6g
塩 1.5g
ぬるま湯 84g
キャノーラ油 5g
<使用した型>
富澤商店 スリム食パン焼型(1/3斤)
<手順>
①型に油を塗り、クッキングシートを敷いておく。
②ボールに米粉、大豆粉、塩を入れて泡だて器で混ぜる。
③②の真ん中に砂糖を加え、砂糖の上にイーストを振りかける。ぬるま湯を砂糖とイーストめがけて加える。粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
④油を加えて、5分ほどよーく混ぜる。型に生地を流しいれる。
⑤オーブンの発酵機能(今回は35℃)を使用して1.5倍~2倍になるまでボウル等をかぶせて発酵。爪楊枝を入れて、発酵前の生地の高さをもとに目安となる線を引いておくとよい。
※オーブンを予熱する間も発酵が進むので、その時間も考えて発酵する。過発酵になると陥没するので注意。
⑥発酵が終わったらオーブンを160℃に予熱。160℃で8分焼成。温度を200℃に変更して12分、アルミホイルを取り、さらに10分~焼成。
⑦焼けたら型から取り出して、粗熱がとれたらキッチンペーパーとラップで包む。
<データ>
家の中 温度 28℃ 湿度 48%
仕込み水 84g 30℃ →いつもより1g減らしています
発酵前の生地温度 27℃
発酵 35℃ 24分
焼成 160℃ 8分 200℃ 12分 200℃ 13分
気のせいかな?というレベルですが、発酵するのがいつもより少し時間がかかったような気がしました。焼き上がりはふっくら、陥没しませんでした。時間を置いて切ってみると、いつもより少し粗目の断面がお目見えです(上記写真参照)。トーストして食べてみたところ・・・適度に歯切れのいい、潰れない食感に変わりました!!周りはサクッと中は適度にふわふわしています。旦那曰く、「言われなければ小麦粉のパンだと思う」だそうです。たった1gの水分量でこんなに変わるんだな~と改めて水分の影響力の大きさに驚きました。
83gにしたらどうなのかな?もっと違う食感が生まれると思うので、試していきたいと思います。