【レシピあり】米粉のかけうどん
肌寒い季節になって、汁ものが恋しくなりますね。今日は米粉のかけうどんのご紹介です。コシがあってモチモチ、意外と簡単にできるので、ランチにオススメです!
<材料>1人前
熊本製粉 パン用米粉 ミズホチカラ 70g
片栗粉 30g
塩 1つまみ
熱湯 66g
お好みの汁 300~400ml
お好みの具材 適量
<手順>
①大き目の鍋にお湯をわかしておく。
②米粉、片栗粉、塩をボウルに入れてへらで混ぜる。
③熱湯を入れてヘラでまとめていく。触れるくらいの熱さになったら手でまとめていく。
※初めは水分が少ないように感じますが、だんだんまとまってきます。焦ってお湯を足さないように気を付けてください。
④打ち粉(米粉)をまな板と生地の表面に薄く広げ、麺棒で長方形に伸ばす。均等な好みの厚さに切る。
※生地を伸ばすときの目安は3mm~5mmくらいです。
※切れやすくはなりますが、三つ折りにすると均等な厚さに切りやすいです。
⑤鍋に入れて1分~1分半茹でる。ザルに上げて冷水でぬめりをとる。
⑥お好みのスープにいれて、軽く温めなおす。お好みの具材をのせる。
米粉のうどんは切れやすいので、茹でている間に小麦粉のうどんほど触らない方が良いと思います。ザルに上げる時や冷水でぬめりを取るときも優しく扱ってください。あとは、パンと同じで指定の米粉を使わない場合、仕上がりがかなり変わると思うのでご注意ください。
【レシピあり】米粉のスイートコーン蒸しパン
最近、娘が偏食気味なのですが、米粉パンは喜んで食べてくれるので、今日は蒸しパンを作りました。とっても簡単で、すぐにできるのが蒸しパンのいいところ。色々な具材を混ぜて、オリジナル蒸しパンを作れます。今回は子供も食べるので、オイル、砂糖控え目です。
<材料>蒸しパン4個分
牛乳(無調整豆乳でもOK) 85g
きび砂糖 8g
塩 ひとつまみ
米油(他の植物油でもOK) 10g
米粉(共立 米の粉) 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
スイートコーン 40g
スイートコーン 16粒(トッピング用)
<使用した型>
マフィン型
<手順>
①蒸し器の準備をしておく。型にグラシン(アルミカップ)をセットしておく。
②牛乳に砂糖、塩を加えて泡だて器ですり混ぜておく。
③油を加えてしっかり乳化させる。
④米粉、ベーキングパウダーを加えて手早く混ぜる。
⑤スイートコーンを入れてさっくり混ぜる。
⑥型に流し入れ、トッピング用のスイートコーンを4粒ずつ乗せる。蒸し器で14分蒸す。
米粉初心者の方でも簡単にできるのが蒸しパンです。作る順番を間違えなければ大きな失敗をすることはないかと思います。砂糖控え目ですが、スイートコーンの自然な甘さを楽しめます。もし大人用に食べるならもう少し油を追加してもいいかな~とも思いますが。朝ごはんやおやつにオススメです。
【レシピあり】米粉のフォカッチャ
先日作った米粉のフォカッチャ。余ったローズマリーを活用しました。初めてのわりにはけっこう美味しくできたかな。
食パンより高さがないため、最終発酵があっという間に進みました。過発酵に気を付ければ上手く焼けると思います・・・!
<材料>
熊本製粉 パン用米粉 ミズホチカラ 190g
みたけ 大豆粉 10g
きび砂糖 6g
塩 3g
サフ(赤) インスタントドライイースト 3g
ぬるま湯(今回は25.2℃) 167g
オリーブオイル 16g
☆トッピング
オリーブオイル 適量
輪切りのオリーブ 6個
ローズマリー 適量
お好みで塩(ハーブソルトなど)
<使用した型>
スクエア型
私はちゃんとした型がなくて、iwakiのガラス容器 1.2Lを使用。
参考までに、縦18.5×横18.5×高5.5cmです。
<手順>
①型に油を塗り、クッキングシートを敷いておく。ローズマリーを包丁で刻んでおく。
②ボールに米粉、大豆粉、砂糖、塩を入れて泡だて器で混ぜる。
※目盛り付きのボールだと発酵の際に便利。
③②の真ん中にイーストを振りかける。ぬるま湯をイーストめがけて加える。粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
④油を加えて、5分ほどよーく混ぜる。
⑤ラップで覆い、オーブンの発酵機能を使用して生地が1.5倍程度に膨らむまで発酵させる。
⑥ガス抜き。気泡をつぶしながら2分程度よく混ぜる。
⑦型に生地を移して、最終発酵。2倍弱発酵させる。爪楊枝を入れて、発酵前の生地の高さをもとに目安となる線を引いておくとよい。
※オーブンを予熱する間も発酵が進むので、その時間も考えて発酵する。過発酵になると陥没するので注意。
⑧発酵が終わったらすぐにオーブンを160℃に予熱。その間に、トップにオリーブオイルを塗り、オリーブを均等に並べ、ローズマリーを散らしておく。アルミホイルで少しトップに余裕を持たせて覆う。
⑨160℃で10分焼成する。温度を200℃に変更して15分、アルミホイルを外して表面がこんがり色づくまで2分~焼成する。
⑩焼けたら型からとりだし、粗熱を取る。お好みで上に塩をかけても。すぐに食べない場合はポリ袋やラップで包み、完全に冷めてから6等分にカットし、一つずつラップに包む。ジップロック等に入れて冷凍庫で保管。
<データ>
家の中 温度 27℃ 湿度 40%
仕込み水 167g 25.2℃
発酵前の生地温度 25.3℃
一次発酵 30℃ 30分
二次発酵 35℃ 6分
焼成 160℃ 10分 200℃ 15分 200℃ 5分
冒頭でも書きましたが、最終発酵のスピードが速いのでいつもより気を配る必要があるかと思います。今回は陥没なくきれいに膨らんでくれて良かったです。
カットするとこんな感じです。
ローズマリーの香りとオリーブの塩気がたまらない組み合わせです。ふわふわでしっとり。良かったら、作ってみてください~。
【GFレストラン】AIN SOPH.journey新宿三丁目店
みんなのアレルギーEXPOの帰りにグルテンフリーのメニューがあるAIN SOPH.journey新宿三丁目店に行ってきました。
こちらのお店では、一部、グルテンフリーのパスタやデザートが食べられます。グルテンフリーのメニューにはGFマークがついているので分かりやすいです。お店はガーリーで、可愛らしく、落ち着いた雰囲気です。女性のお客さんがとても多かったです。
「天上のビーガンパンケーキ」が有名なお店ですが、グルテンフリーではないので食べられず。
代わりにこんなグルテンフリーメニュー(期間限定)がありましたが、イベントでたくさんパンやお菓子をいただいたので、小さめのデザートにすることにしました。
私が頼んだのは「グルテンフリーのガトーショコラ」です。
実は豆乳ホイップを初めて食べたんですけど、ものすごく美味しいですね。
個人的には動物性の生クリームより好きかも・・・。全く豆乳臭さがなくて、軽い口当たり。ふわっと口の中で溶けていきます。これは自分のお菓子作りでも使ってみたいなと思いました。
一方、ガトーショコラはとってもしっとり、濃厚でした。カカオの香りが奥深くて、豆乳クリームと一緒に食べると食感のコントラストを楽しむことができます。写真は小さく見えるかもしれませんが、なかなかボリューミーで大満足な一皿です。
そして、カフェインNGな私でも飲めるハーブティがあるのはありがたかった…!!
テイクアウトのグルテンフリーお菓子もあったので、そちらも美味しそう。
銀座店(本店)の方が自宅からは近いので、今度はそちらに行ってみようと思います。新宿三丁目店とは少し違ったメニュー内容、料金価格になっているそうです。
店員さんには、ブログにご紹介させていただきたい旨お願いしたところ、快くご了承頂き、ありがとうございました!
家に帰るとイベントで興奮したせいか、体調を崩してしまいました・・・。
皆様も季節柄、ご自愛下さいませ。
みんなのアレルギーEXPO2019に行ってきました
10月29、30日に新宿で開催されたアレルギーEXPOに行ってきました。
今回は米粉のレシピ本をたくさん出版されている、超有名な多森サクミさんの講演を聞きに行くことがメインの目的でした。
講演会場はけっこう広かったのですが、あっという間にたくさんの人で埋まりました。詳しい内容は控えますが、主に米粉の特性についてフォーカスした内容となっていました。米粉によって、なぜ吸水性がこんなに違うのか。お菓子やパンにはどのような米粉を使ったらいいのか。データをもとに詳しく説明してくださいました。
このセミナーに向けてたくさんの米粉を準備されたようで、私が知らない米粉がたくさんありました。特に、ミズホチカラの米粉、私はいつも熊本製粉のものを使用しているのですが、他の企業さんでも作っているんですね。
さて、本会場ではたくさんの企業のブースがあり、米粉パンやお菓子を試食することができました。たくさん試食できるので、お腹を減らしていくことをオススメします笑。焼きたてを出してくださったり、大きいサイズで提供してくださったりと、どれも本当に美味しくて、感動ものでした。ブースによってはパンやお菓子を購入することもできます。
特に印象的だと思ったブースを紹介します。
信州産のソルガム
ソルガムを長野県で栽培されているそうで、そのコーヒーを試飲させていただきました。実は私、カフェインもNGなのですが、こちらではソルガムでできたノンカフェインのコーヒーを試飲しました。香りがとっても良かったです。そもそもソルガムを国内で作っていることにびっくり。海外のイメージが強いので・・・。
https://www.sorghum-nagano.com
早稲田にあるグルテンフリー専門店 where is a dog?
焼きたての食パンがとっても美味しかったです。ベーグルを2個購入させていただきました。11月にグルテンフリーの食事会があるらしいから参加してみようかな〰️。都内なので、いずれお店の記事をアップしたいです。
長野県にあるcoco chou chou
こちらでは、ビーガン生チョコを試食させていただきました。とても濃厚でビーガンとは思えない!7種類ものフレーバーがあるようです。チアシードや米粉の入ったクッキーを購入させていただきました。
第一パンのFAHAN
小ぶりサイズでしっとりふわふわ。かなり小麦粉に近いパンでした。トレハロースが入っているからかな?とてもしっとりで美味しかったです!米粉パンにありがちな固さを全く感じませんでした。自然解凍して食べることをオススメされていました。
ちなみに農林水産省の米粉のブースも分かりやすくて大変勉強になりました!ご当地米粉がたくさん並んでました。
最後に、ブログを読んでくださっている方とお会いすることもできて、大変嬉しかったです!!なんと手作りの米粉パンを頂いちゃいました…!(私は手ぶらなのに…。)とても美味しくて、こんなパンを自分も作れるようになりたい!と思いました。
米粉の輪が広がっていくのは本当に嬉しい限りです。
このブログを通じてもっと米粉の魅力やグルテンフリーの情報をたくさんお伝えできたらと思った1日でした。
来年もアレルギーEXPO楽しみにしています。
【レシピあり】米粉のローズマリーとオリーブ塩のクッキー
とってもフレッシュなローズマリーをいただいたので、持っていたオリーブ塩と合わせて甘くないクッキーを作りました。
実はタルト生地を作るのがどうも下手すぎて・・・どうしたものかと思っていたので、クッキーで練習することにしました。米粉でクッキーを作るのは実は初めてなのですが、今回は材料の入れ方の順番を変えることでサクサク優しいクッキーに仕上がりました。
小麦粉以外にも、卵、乳製品不使用のため、バターは入っていません。クッキーはバターの香りを楽しむイメージが強いので、少し癖のあるローズマリーとオリーブ塩を使うことでバター無しでも風味を楽しめました。
<材料>クッキー8枚分
A米粉(共立 米の粉) 30g
Aアーモンドパウダー(皮つき)15g
A大豆粉(みたけ) 5g
Aオリーブ塩3つまみ
Aきび砂糖 4g
Aベーキングパウダー 1g
Aローズマリー 葉5枚
ココナッツオイル(ココウェル)20g
豆乳 7.5g
<手順>
①ローズマリーは洗って小さく刻んでおく。ココナッツオイルは固まっていたら少し熱いお湯(35~40℃くらい)に湯せんにかけて溶かしておく。オーブンは150℃に予熱しておく。
②Aの材料をボウルにいれて泡だて器で混ぜ合わせる。
③ココナッツオイルをいれてぽろぽろになるようにヘラで混ぜ合わせる。
④豆乳を加えて生地をひとまとめにする。
⑤生地をクッキングシートの天板の上に載せてラップをかぶせ、麺棒で厚さ4ミリくらいの長方形にする。包丁で8等分にする。
⑥150℃のオーブンで15分~焼く。
水分少なめの生地なので、なかなか扱いにくいです。そのため形がブサイクですが・・・笑、焼いてしまえばさほど崩れません。どうしても扱いにくければ小さじ2分の1くらい足してもいいかと思います。
あとは、オリーブ塩なんてなかなか手に入らないと思うので、岩塩とかでもよいかと思います。私のは頂き物ですし、自分ではなかなか買わないかも。少し癖のある塩を使うとアクセントになります。
今回はオイルを先に加えてぽろぽろの状態にさせることで、米粉が水分を余計に吸わずにホロッホロにさせることができました。実はタルト生地を作る時に先に水分を入れていたんですよね・・・。そうすると米粉が水分を吸収してしまい固めの歯ごたえになってしまいました。ザクザク、キシキシして固い感じです。
上新粉でクッキーを作るのにもチャレンジして記事を近々アップしようと思います。
低温長時間発酵(オーバーナイト)させると米粉食パンはどうなるのか?
小麦粉のパンではメジャーな低温長時間発酵、米粉パンで行った場合どうなるのか実験してみました。
~実験その1~
<材料>
パン用米粉 ミズホチカラ 95g
大豆粉 5g
塩 1.5g
きび砂糖 6g
サフ(赤) インスタントドライイースト 0.5g ※いつもの3分の1
ぬるま湯(今回は25℃)84g
キャノーラ油 5g
発酵までの手順はいつも通りなので省略します。
型は富澤商店 スリム食パン焼型(1/3斤)を使用。
<データ>
キッチン内温度、湿度 25℃ 50%
発酵前温度 24.5℃
10/24 朝10:40 ラップをかけて冷蔵庫(野菜室)に入れる
何度か確認するもなかなか膨らまず。12時間後、焼成させるか迷いつつも1.5倍弱の膨らみだったのでそのまま続行。
約20時間経過
10/25 朝6:50
2倍のライン少し超えたくらいで、焼成。
焼成 160℃ 8分 200℃ 12分 200℃ 4分
過発酵により大きく陥没、気泡は大きく、もちもち感が強い。味も食べられなくはないですが美味しくない。全体的に焼き色がつきにくく、トップが白っぽくなってしまった。
~実験その2~
<材料>水の温度のみ変わっています。
パン用米粉 ミズホチカラ 95g
大豆粉 5g
塩 1.5g
きび砂糖 6g
サフ(赤) インスタントドライイースト 0.5g
ぬるま湯(今回は26.1℃)84g
キャノーラ油 5g
<データ>
キッチン内温度、湿度 26℃ 湿度はメモ忘れました・・・
発酵前温度 25.6℃
10/26 夜21:40 ラップをかけて冷蔵庫(野菜室)に入れる
約12時間経過
10/27 朝8:30
1.5倍ほどに膨らんだので焼成。いつもよりは発酵不足なものの、前回の失敗を恐れて早めに切り上げ。
焼成 160℃ 8分 200℃ 12分 200℃ 17分
焼成後の陥没はないが、やはり膨らみは控え目。
全体的に焼き色がつきにくく、トップは前回ほど白っぽくはないものの焼き色がつきつくい。気泡は大きめで、食感は固く、パサついている。
<長時間発酵させて分かったこと>
・生地が乾燥しやすい
湿度高めの野菜室にいれて発酵していましたが、12時間経過すると生地は乾燥し、指や爪楊枝で触っても生地がくっつきませんでした。そして、よーく生地を見ると、型の周りを囲うように水っぽい層ができていました、もしかして分離している・・・?米粉が水分を外に出してしまい、生地が乾燥しているように見えます。実際食べてみるとパサついていて、美味しくなかったです。普通の米粉食パンより劣化が早いと思います。
・焼き色がつきにくい
理由は不明ですが、焼き色がつきにくかったです。型に触れていないトップが特に色づきませんでした。でも、これは単純に生地の温度が低いまま焼成に入ってしまったことも関与しているかと思います。焼成前に生地を少し温めておくべき、あるいは一次発酵を取るべきだったかな~と反省。1次発酵をとりガス抜きして生地の分離を一旦リセットし、最終発酵。これなら変化があるのかな・・・?
現時点では、長時間発酵させると生地の質が落ちてしまううえ、発酵の見極めがかなり難しくなる、という結論に至りました。発酵時間が短くても美味しい食パンができるのが米粉のメリットなので、敢えて長時間発酵させる理由はないような気もします。
今回は米粉ミニ食パンでやってみましたが、サイリウムハスク入りのパンだとどうなるんでしょうか?おそらく皺と穴は避けられないかと思うのですが、一度はやってみようと思います。
色々と失敗することで学ぶことが多いですね。