卵を入れたらどうなる?米粉の丸パン
私は小麦粉のアレルギーではないのですが、小麦粉をたくさん摂取するとお腹の具合が悪くなります。そのため、なるべく小麦粉を摂取しないように気を付けています。私のように、特定の食材を摂取できない方にも食べられるよう、卵、乳製品を省いたレシピを心がけています。ですが、今回は卵を使ったらどのような変化が生じるか実験してみたかったので、卵入りで米粉パンを作ってみました。
<材料> 3個分
パン用米粉 ミズホチカラ 85g
コーンスターチ(富澤商店) 10g
大豆粉 5g
サイリウムハスク(森のこかげ) 2g
きび砂糖 8g
塩 1・5g
キャノーラ油 7g
サフ(赤) インスタントドライイースト 1.5g
卵 15g
ぬるま湯(今回は26.6℃)60g
<手順>
①天板にクッキングシートを敷いておく。卵は常温に戻しておく。
②ボールに米粉、コーンスターチ、大豆粉、サイリウムハスク、砂糖、塩を入れて泡だて器で混ぜる。油を入れて、両手でこすり合わせるようにして、粉全体に油をなじませる。
③②にイースト、次に卵を加え、ヘラを使って混ぜる。ぬるま湯を加え、生地をまとめていく。手で軽くこねながらさらに生地をまとめる。
※今回は卵を先に入れて、水の分量は生地の様子をみながら少しづつ加えていきました。
④オーブンの発酵機能を使用して生地が1.5~2倍に膨らむまで発酵させる。
※私のオーブンは発酵中に乾燥しないよう水分が出てきますが、そうでない場合はお湯の入ったコップ等を置いてもOK。
⑤パンチをしてガス抜きをする。重さをはかり、カード等で3分割する。両手で生地を包み込むようにころころ回し、丸く成形する。
⑥2次発酵。オーブンの発酵機能を使用して生地が1.5~2倍に膨らむまで発酵させる。
※オーブンを予熱する間も発酵が進むので、その時間も考えて発酵する。過発酵になると生地がだれるので注意。
⑦発酵が終わったらすぐにオーブンを160℃に予熱。生地の上に、ハケ等で、残った卵(分量外)を塗る。予熱が終了したら、15分~分焼成する。
※今回はスチームオーブンを使用。
⑧粗熱が取れたらラップかビニール袋に包む。すぐに食べない場合はジップロックに入れて冷凍保存。
<データ>
家の中 温度 28℃ 湿度 44%
仕込み水 温度 26.6℃ 60g
1次発酵 30℃ 20分(少し過発酵かも・・・)
(成形後)2次発酵 35℃ 13分
焼成 160℃ 18分
見た目はヒビが入り、いまいちになってしまったのですが、味は結構おいしかったです。やっぱり、卵が入るとコクや風味が加わりますね。今回は粘度をほぼ感じませんでした。水分量が少なめなのはもちろんですが、コーンスターチ、卵白が入っているので、歯切れの良さが生まれました。
また、焼成温度を下げたことでクラストも柔らかく、比較的ふわふわしています。少しぱさついていますが・・・。今度は水分量を増やしてみます。
食感に問題はあるものの、味に関しては今まで食べたサイリウムハスク入りのソフト系のパンの中では一番美味しいなと思いました。やっぱり卵の力はすごいですね・・・。卵アレルギーがなければ、ソフトなパンに卵入りはオススメです。